みずみずしくうるおい、ふっくらとキメの整ったハリ肌へ
なんとなく最近ハリがない…ダメージ肌の要因とは
肌のゴワつき、肌色のトーンダウン、毛穴の開きなど…年齢を重ねるにしたがって増える肌の悩み。その原因は加齢だけでなく、角層のうるおい不足も関係しています。 わたしたちの肌は、本来自らうるおす力を持っていますが、年齢を重ねるとともに肌機能が低下し、その力も弱まってしまいます。 うるおす力が弱まると、守る力であるバリア機能が低下し、肌の乾燥を招いてしまいます。さらに、肌にダメージを与える要因はたくさんあります。
うるおいに満ちたハリのある「自立する肌へ」
年齢、肌タイプを問わず、美しい肌を保つ基本は汚れを落とすこと、すなわち「洗顔」ですが、角層のうるおいバランスを保つことも大切なポイントです。角層がうるおいで満たされることで、肌の見た目の美しさが変わるからです。
自立する肌とは、正常なターンオーバーとともに、肌本来の「うるおす力=水分保持力」がきちんと機能している肌です。 角層のうるおいバランスがしっかり整うことで「守る力=バリア機能」の働きが高まり、肌にふっくらとしたハリ感をもたらします。
肌本来の「守る力」と「うるおす力」をサポートし、ハリのある、若々しい素肌を目指しましょう。
肌本来の美しくなろうとする力を目覚めさせ、理想の美しい肌へ
うるおいとハリのある美しい肌を手に入れるために、わたしたちの肌に備わっている力を呼び覚まし、自立する肌を目指しましょう。

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1.ターンオーバーを整える
ターンオーバーとは、肌の生まれ変わりのこと。基底層で生まれた細胞が徐々に上に押し上げられて角質細胞となり、角層が育まれます。最終的には垢となって剥がれ落ち、定期的に絶えず入れ替わることで、美しい肌を維持しています。
しかし、加齢や間違ったスキンケアなど、さまざまな原因でそのサイクルに乱れが生じると、肌荒れや角質肥厚を招き、あらゆる肌トラブルの引き金となってしまいます。
まずは正しい洗顔で、汚れや古い角質を溜め込まず、ターンオーバーのサイクルを整え、うるおいに満ちたすこやかな角層を目指しましょう。また、質の良い睡眠やバランスの良い食事、適度な運動を心がけることも、ターンオーバーのサイクルを整えるためには欠かせないポイントです。
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2.うるおいで満たす
わたしたちの肌には「自らうるおす力」が備わっており、その役割を果たすのが「天然保湿因子(NMF)」と、セラミドに代表される「細胞間脂質」です。この2つの天然保湿成分が、角層の水分を保持し、肌のうるおいを保っています。
これらは、ターンオーバーの過程で作られているため、ターンオーバーが正常に行われていないと不足してしまいます。
天然保湿成分が不足し、角層の水分保持力が低下してしまうと、乾燥が進み、ターンオーバーのサイクルもますます崩れてしまうため、スキンケアで肌にうるおいを補給するとともに、与えたうるおいを逃さないよう保湿をすることで、肌本来のうるおす力をサポートしてあげることが大切です。
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3.バリア機能を正常に
肌の一番外側にある角層には、肌内部の水分蒸散を防ぐとともに、外部からの刺激や異物の侵入を防ぐ機能が備わっています。これを「バリア機能」と呼びます。 バリア機能が整ったすこやかな角層は、汗の水分と皮脂が自然に混ざり合ってできた「皮脂膜」によって覆われ、「天然保湿因子(NMF)」や「細胞間脂質」などの働きにより、常にうるおいがキープされています。
しかし、加齢やこすり過ぎなどの間違ったスキンケアなどが原因でこのバランスが崩れると、バリア機能が低下し、肌の乾燥が進み、さまざまな肌トラブルが起こりやすくなります。
バリア機能を正常に保つには、肌をこするなどの余計な刺激を与えないことと、角層のうるおいバランスを保つため、適切な補水と保湿を行うことが大切です。また紫外線対策も欠かさずに行いましょう。